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ボルトテンショナーとは ?

ボルトテンショナーは、油圧の力でボルトに引張り荷重をかけて、ボルトに軸力を発生させている間にナットを座面に着座させ締付を行う軸力管理工具です。ボルトのねじれやナット及び部材面の摩擦の影響を受けないため、精度の高い締付を行うことが出来ます。ITHが世界で最初に開発して以来、厳しい軸力管理を要する様々な現場で多種多様なボルトテンショナーが日々使用されています。

 

ボルトは伸びる

 

ボルトテンショナーの仕組みを理解する前にボルト締結とは何かを考えてみましょう。
様々な締結手法がありますが、その目的は全てボルトの間に存在する二つ以上の物体に軸方向の力を加える事です。
その力とは何でしょうか? それはボルトの弾性力となります。そしてその弾性力はボルトを伸ばす事で発生します。
つまり、数多くあるボルト締結方法は全てボルトを伸ばす方法のバリエーションの違いによるものとなります。
ボルトテンショナーを用いた、ストレッチ法は、その中で最もシンプルな方法であり、
ボルトを油圧の力で軸方向に引張って、伸ばしている間に、ナットを着座させ締付を完了させる方法です。

 

ボルトテンショナーの仕組み

 

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ボルトテンショナーをボルトにセットし座面に着座させる

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六角回転スリーブとナットの位相は自動で調整される又は必要に応じて調整する

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着座後、交換ブッシュを90°逆転させるナットを緩める時は約180°逆転させる

換算表から高圧ポンプユニットの圧力を設定する圧力はボルトの必要初期引張力とピストンの有効断面積から算出することも可能

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高圧ホースを接続し、油圧を掛けるとボルトが伸ばされ、ナットが座面から浮く

設定圧に達したらナットを回して座面に着座させる

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油圧を解放すると軸力が締結体に伝達されて締付が完了する

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ボルトテンショナーをボルトから取り外し次の作業へ移行する

■ボルトテンショナーの仕組み