短所
反力を取る必要がある
ハンドレンチやハンマーを使う場合は人又は慣性力が反力となりナット又はボルト頭を回転させますが、油圧トルクレンチは人が触らずに静的に作業を行うので、どこかで反力を取らなくてはなりません。
作業速度が遅い
油圧トルクレンチの作業は以下のようなものです。
1. ピストンを用いて約32°ナット又はボルト頭を回転させる。
2. 油圧を解放しピストンを戻す。この時、ナット又はボルト頭はラチェット機構により動かない。
3. 1~2をナット又はボルト頭が動かなくなるまで繰り返す。 以上から分かる通り、この作業はハンマー、ハンドレンチ又はナットランナーでの作業より時間がかかります。